神戸物産株で初のテンバガーを経験したので記念メモ

「資本主義社会では投資をしないこと自体がリスクになる。」という言葉は、有名個人投資家からの受け売り。でも、この言葉を重く受け止め、何気に2006年から株式投資は続けている。

当時は株式投資にまわせるほど資金を持っていたわけでもなかったが、たった50万円の元手で始めてみた。ただ、上司からも「経済の流れを知りたいのなら、株をやるのが一番いい。」と言われていた。

他にも投資対象はいろいろあり、今日に至るまでも、途中デイトレードやＦＸなどのブームもあったが、長期保有でのんびり投資するのが性に合っている気がする。

そんな中、神戸物産の株を買い付けてずっと放置していたところ、思わぬ幸運がやってきた。2009年6月5日に買付を行った記録が残っていた。

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当時の株価は1,352円。これを100株分で135,200円の投資金額。

基本スタンスとして買った後は放置だが、その後じわじわと上がっていき、2014年末から一気に上がり出した。理由は、2014年12月に発表された決算短信のサプライズ効果だと思われる。ぶち上げた目標額が凄まじかった。

2017年10月期目標

目標の根拠は大規模レジャー施設の開業だったが、この年の経常利益が64億円だったので、2倍以上という大きなサプライズだった。それと同時に14年末～15年初に行った自社株買いや、15年初の株式分割も好材料だったのかもしれない。

そして最近の急騰で、2015年7月17日の終値は10,370円。年初の分割で持ち株数は200株になっているので、時価はなんと2,074,000円！！！

つまり、135,200円 → 2,074,000円　になってしまったのだ。

損益は +1,434.02% という自分史上最高の数値。いわゆるテンバガー（10倍株）というやつを初めて体験した。

正直、現在の日本株市場は少し過熱気味だと思う。私の働いている業界を見ても、設備投資が落ち着いてきたのか、取引先の生産台数が減少傾向にある。

日本株全体のPERは20倍弱程度だと思うが、歴史的に見てマーケットがPER20倍以上で推移していた期間はほとんどないらしい。となると、テンバガーなんて浮かれておらず、徐々にキャッシュポジションを増やしていく必要がありそうだ。

それにドル円で考えた場合、当時1$=\90程度だった相場が、今や1$=\120になっていることもあり、円の価値がだいぶ目減りしている。日本株が上がっても、世界基準で考えると価値はあまり増えていない。海外株も本格的に考える必要があるか。

まあ、なんだかんだ言ってもテンバガーは素直に嬉しい。しかし、年初にスカイマーク株が紙切れと化したことも忘れてはならない。。。

それでも冒頭の「資本主義社会では投資をしないこと自体がリスクになる。」を肝に銘じて、投資は続けていきたい。銀行に預けていても、利率はインフレにすら勝てないのだから。

出張多めサラリーマンの日常