出張多めサラリーマンの日常

出張にまつわるトラブルや愉快な出来事などを備忘録代わりに綴るブログ

うわっ…私の日当、低すぎ…?出張手当の相場はいくら?【日帰り1,000円】

ゴノ! 世の! 中ガッハッハアン!! ア゛ーー世の中を! ゥ変エダイ! その一心でええ!! ィヒーフーッハゥ。一生懸命訴えて、西宮市に、縁もゆかりもない西宮ッヘエ市民の皆さまに、選出されて! やっと! 議員に!! なったんですううー!!!

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野々村議員のおかげで出張手当に対する世間の目が厳しくなったかもしれない。奴は3年間で少なくとも800万円の出張費を架空請求していたというのだから恐れ入る。野々村め。

ところで、出張をすると飛行機や新幹線での移動にかかる費用の他に「日当」と呼ばれる手当がもらえる。日当の額は各会社によって規定されているはずだが、相場はどのくらいだろうか。中には手当が全く出ないというブラック企業もあるとは思うが、自分の会社が平均以上なのかどうかは気になる。

 

どうして出張すると手当がもらえるのか

出張で手当をもらえるという事実は、出張がほとんどない職に就いている人からすると不満なようで、「出張手当って何のためにもらうわけ?」という、疑問とも文句とも取れる言葉を投げかけられることが多々ある。でも、出張するといろいろと金がかかるのだ。

スケジュールのタイトな出張では、移動時間中に飯を食べざるを得ずに新幹線の中で高い駅弁を食べたり、泊まりの出張であれば、夜に上司とご当地の名物を食べに行って、その後スナックやキャバクラに行ったりなどする必要がある。


日当だけでは全然足りないのだ!

キャバクラなんて行かなければいいじゃん!」と言われたらそれまでなのだが、上司や取引先との付き合いで断りきれず、その場のノリに合わせる形を取らざるを得ない。特に独身だと「女房に怒られるから…」という必殺の逃げセリフも使えないため、ほぼ回避不可能。
まぁ、そういうところへ行きたがるのは既婚者なわけだが…

社員クラス別の出張手当の相場

私が勤めている、とある商社の出張手当は以下の通り。

役職 日帰日当 宿泊日当 宿泊費
平社員 1,000 2,000 8,000
係長クラス 1,000 2,000 8,000
課長クラス 1,500 3,000 9,000
部長クラス 2,000 4,000 10,000
役員クラス 2,500 5,000 11,000

 

例えば課長クラスが1泊2日の出張に行くと、日当として3,000円、宿泊費として9,000円で合計12,000円の手当がもらえる。

これでも昔に比べて日当はだいぶ少なくなった。実はリーマンショック前までは上記数字の1.5倍の日当が出ていた。(宿泊費は変わってない)

ちなみに朝6時の新幹線に乗るなどの朝早い出張のとき、大変なので前泊してしまおうと考える人もいるが、うちでは前泊の費用は出ない。もし前泊して楽をしたければ自腹である。


海外や長期滞在の場合は別規定

海外出張時の旅費規定は別途用意してある会社が多いだろう。日当や宿泊費が国内出張の場合より高めに設定してある。また、宿泊費が足りない場合も全額会社が負担してくれることになっている。

 

具体的には、規定宿泊費が10,000円だとしても、15,000円のホテルに泊まったら会社が15,000円出してくれるということ。まぁ、これも常識の範囲内という暗黙の了解はあるが。新人のペーペーがリッツカールトンに泊まったらおかしいしね。

特に中国(上海)は昔に比べてホテル代が半端なく高くなっている模様。1泊2万円以上のホテルがざらにあり、東京で宿泊する場合となんら変わらない。こういった場合は平社員が15,000円のホテルに泊まっても許される。

また、どの国へ行くかによってもだいぶ違う。移動日程も違うし、円レートも違うし、物価も違うからだ。物価が安い国に出張に行き、夜も出歩かず安いホテルに滞在していれば、出張費が大幅プラスということはあり得る。

<例>
規定宿泊費が10,000円で6,000円のホテルに泊まったら差額4,000円は自分のもの。

事実、貧乏性の後輩は5泊6日のタイ出張で安いホテルに滞在し、3万円も儲かったと喜んでいた。…でも、これは「喝!」だ。若いやつには少々無理をしてでも現地で遊びまくってほしい。ボったくられたり、怖いお兄さんに絡まれたりするのも、後日談としては最高なのだ。

日当は残業代と違って非課税

Q. 残業手当は課税されます。では日当は課税されるでしょうか?
A. いいえ、課税されません。

日本の税法だと、日当は「旅費交通費」という経費の扱いで非課税。だから中小企業はうまい具合に日当を設定すれば節税できる。社長の日当を5万円といった高額設定にしても、それを説明できる要素があれば税務調査を通り抜けられるらしい。

 

もし自分が会社経営することになったら、優秀な税理士を味方につけて何でもかんでも経費で落としまくりたいと思う。

まとめ

いろいろ調べてみると日帰り日当1,000円は、今の景気で考えると妥当なのかもしれない。まぁ、足りないけどね!会社の同僚へお土産も買わなきゃならないし。

 

ただ、取引先との飲みの場合は、事前にしっかり申請しておけば経費で落とせる。経費で飲む酒はとても美味しい。