EX-ICカードで出張が楽になる?新幹線のエクスプレス予約でポイントGET
「お前、出張が多いんだからEXカード作ったほうが絶対に楽だぞ。」
上司にちょくちょく言われるのがこれです。EXカードとは正確には「EX-ICカード」のことですが、何のカードかご存じですか?
”チケットレス新幹線”のキャッチコピーに表されるように、新幹線もSuica感覚の「ピッ!」で乗れるんですよね。予約もPCやスマホからできるし、慣れれば確かに使いやすそうです。
というわけで、上司がうるさいので、ちょっと調べてみました。
EX-ICサービスは、携帯電話やパソコン、スマートフォンから「エクスプレス予約」で列車を予約して、「EX-ICカード」を新幹線改札機にタッチするだけで、スピーディに新幹線にご乗車になれるサービスです。
エクスプレス予約 公式サイトより引用
EX-ICサービスでの割引とグリーン車特典
EX-ICカードでの新幹線予約は「エクスプレス予約」というサービスを使うようです。PCでもスマホでもいいので、WEB上で時刻or列車と座席を指定して購入申し込みするだけ。予約と同時にクレジットカードで決済されるとのこと。
そして、EX-ICサービスを利用して新幹線に乗るとEX-IC割引が適用されるので、普通にe特急券+乗車券を買うときより安く買えるのが特長みたいです。(e特急券とは、エクスプレス予約で買える、当日予約でもお得な特急券のこと)
【例1】
東京 → 新大阪
EX-IC だと 13,370円
e特急券+乗車券 だと 13,570円
また、東京~新大阪間を6往復すると、次回は普通車料金でグリーン車に乗れてしまいます。私はまだグリーン車に乗ったことがなく何とも言えませんが、かなりゆったりでお金持ち気分を味わえるようです。
余談ですが、グリーン車には芸能人も多く乗ってるみたいですね。同僚は数年前に北島三郎を見かけたそうです。
EX-ICカードの作り方
EX-ICカードは、JR東海の自社ブランドクレジットカード「エクスプレスカード」会員、JR西日本の自社ブランドクレジットカード「J-WESTカード」会員、JR東日本のモバイルsuica会員に発行されるカードです。
全てクレジットカードを持っていることが前提であり、利用すると自動的にクレジットカード決済になります。Yahoo知恵袋より引用
うーん、ということはまずはJR系のクレジットカードを作ってからEX-ICカードを申請するという流れですね。なんかイケてないですね、これ。
普段使いのクレジットカードの他に、JR系列のクレジットカードも契約しなければならないんですね。一般的にクレジットカードなんて何枚も契約したくないはずなので、正直これはダメですね。
会員が増えない要因になると思います。ちなみに年会費も1,000円かかります。
EX-ICカード使用上の注意点
EX-ICサービスでの割引ですが、新幹線駅と新幹線駅の間のみの料金を割引くものなので、新幹線駅から離れたJR駅に住むユーザーからすると安くなるかは微妙です。
具体例では、東京駅から丸ノ内線で帰るという人はEX-ICサービスのほうがお得です。しかし、自宅がJR中央線駅で、東京駅から中央線で帰るといった場合は、通常の新幹線切符ではその区間も含めた料金になりますが、EX-ICサービスの場合はそうではありません。
【例2】
上野 → 東京 → 新大阪 → 大阪
EX-IC(+在来線) だと 13,684円
e特急券+乗車券 だと 13,570円 (例1と同料金)
したがって、新幹線駅から離れたJR駅に住んでいる方にとっては、むしろマイナスになる場合があるので注意です。上司に言われて慌ててEX-ICカードを作ったものの、結局普通に切符を買った方が安かったという人を知っています。
まとめ
新幹線の改札って処理が複雑なのか、切符を入れてから出てくるまでに少し間がありますよね。東京駅で新幹線改札を出るときに、駅員が「切符が戻ってきます!忘れずにお取りください!」といつも大声で叫んでいます。
確かにちょっと切符の戻りが遅いので、取り忘れる人が多いんでしょうね。EX-ICカードなら「ピッ!」で済むので、この辺も楽なのかもしれません。
でもまぁ、安くて便利なのは分かりましたが、今すぐ申し込みたいほどの魅力は感じません。というか、普段使いのSuica機能付きクレジットカードにEX-ICカードの機能を付帯してくれよ!
それが一番ユーザーのことを考えてると思うんだけどなぁ。。。